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【資産クラス別リターン】【13年分のデータ】配当再投資をした際、リターンが期待できるおすすめ資産とは!

 

 皆さま、お疲れ様です!ぴの(ぴの @インデックス怪獣 (@indexpino) | Twitter)です🐤

 本日はここ10年くらいの各資産ごとのリターンについて紹介いたします。今回は、チャートからわかる値上がり益だけではなく、配当込みで再投資をした場合のリターンについて紹介します。

 配当再投資の必要性は多くの人が知り、実践していると思いますが、その効果は過去のチャートを見るだけではわかりません。今回のデータが皆さまの資産運用の手助けになれば嬉しく思います!

投資において配当再投資はめっちゃ大切です!

 

 REIT(不動産)や特に債券では、配当益を狙った投資家が多いです。配当を加味したリターンを見ることにより、株式だけではなく、REITや債券の魅力が伝われば嬉しく思います!

【結論】

・長期投資では株式と同じくらいREITは魅力的な資産 

・中期投資で歴史的な暴落を経験する場合、新興国債券もリターンが見込める

・上記2点から日本株・米国株に限らない資産分散が理想的

 

目次 

 

 

 

 各資産クラスの過去のリターン(配当込み)

 早速、JPモルガンAMのデータより引用した年ごとの各資産のリターンを示します!

 調査の対象は先進国株式・新興国株式・日本株式・米国REIT・日本REIT・先進国債券・新興国債券の7資産です。「投資は先進国(米国)だけにしておけばよい」と考えている方も、この図を見れば少し考えなおすのではないでしょうか。

 

各資産の配当を含めたリターン(株式、債券、REIT、米国、先進国、新興国)

 このグラフからわかることは次の2点です。

ある資産クラスが常に他の資産をアウトパフォームすることはない

・ 2008年では、リーマンショックの影響で、多くの資産が暴落している。 

 日本株式はいまいちだけど、日本REITは意外とパフォーマンスが良いですね!

 

2009年からの資産推移

 表にされるとイメージがつかめないとおもいます。 上のデータをもとに、実際の資産推移を示したものが下図です。この図では配当再投資を行った場合の資産推移となります。

※データは2007年からありましたが、リーマンショックというイレギュラーなイベントを含んでいたので、まずは2009年からの値動きを確認してみましょう!(2007年からのデータはそのあとで示します!)

配当再投資をした際の各資産(株式、REIT、債券)の価格推移
 グラフからわかる点は2点です。

REITのパフォーマンスが高い

当初10000円だった資産の運用結果の上位は、以下のようになりました。

・米国REIT:46151円

・先進国株式:37138円

・日本REIT:34473円

米国・日本ともにREITのパフォーマンスが高いことがお判りいただけると思います。

 

 株式のリターンは値上がり益と配当益で構成されます。REITは値上がり益も高いですが、特に後者、配当益が高い傾向があります。(高配当株式のイメージです。)

 投資でリターンが高いのは株、というイメージを持っている方も多いと思いますが、教科書的には株とREITは同じくらいハイリスク・ハイリターンであるというのが通説です。(REITも株と同じくらい値下がりするリスクはあります。)

チャートを見るだけでは配当が読めないので、REITのパフォーマンスの高さは見落としがちですね💰

 

 

新興国債券への投資パフォーマンスも比較的悪くない

 新興国債券は大きな値下がりもなく、安定的に価格が上昇している様子もわかります。これは債券のリターンは配当によるものが大きいため、パフォーマンスが安定していると考えられます。

 例えば東証1566の”上場インデックスファンド新興国債券”では執筆時点の分配金利回りは5.1%でかなり高いです。配当益が安定的なリターンに重要な役割を担っていることがご理解いただけると思います。(先進国債券は残念ながら低金利の影響でパフォーマンスは良くないですね、、)

 配当の効果を加味することで、チャートを見るだけではわからないREITや新興国債券の魅力に気づいたのではないでしょうか。

(日本株は最近こそ調子が良いですが、ここ数年はあまりよくない成果でしたね、、)

 

 

 

2009年からの資産クラス別リターン

 各資産の年率平均リターンを計算してみましょう。

 このリターンの計算方法は下記の記事で記載した通り、足して割る平均(相加平均)ではなく、かけてルートをとる平均(相乗平均)で算出ております。(実は本記事を書いている途中で自分の計算間違いに気づき、下の記事を書くことにしました笑 表題の”多くの人が誤解する”というのは私のことですw)

 

配当再投資をした際の各資産(株式、REIT、債券)の平均リターン
上の図からわかることが下の3点です。

・米国、日本ともにREITのパフォーマンスが高い。

・先進国株式もパフォーマンスは良く、新興国株式と新興国債券は次いで良いパフォーマンスを示す

・日本株はリターンは低めで、先進国債券にもうま味はあまりない

 

 これらのデータから、先進国株式だけでなく、REITや新興国債券にも資産分散をする意義は十分にありそうですね。 

 

 

リーマンショックを含んだ場合の資産推移

各資産の価格推移(配当再投資)

 さて、当初のデータでは2007年からのデータがあったのに、なぜ2009年からのデータを示したのか。それは、リターンに関して教科書的な説明と異なった結果となったためです。(詳細は後述)

 

配当再投資をした際の各資産(株式、REIT、債券)の価格推移(リーマンショックを含む)
 上の結果から、わかる点は下記の2点です。

・リーマンショックによる下落幅は先進国債券<新興国債券<他の資産

・暴落の影響が少なく、その後のリターンも高かった新興国債券が最終的に最もパフォーマンスがよい

 2点目についてはかなり意外でした。教科書的には長期の投資リターンは株式・REIT>債券という説明が正しいです。このグラフでは暴落の影響を含んでしまったために、教科書の説明とは異なる結果を示していました。

今回の検証ではおよそ10年の期間をターゲットにしています。この場合は中期投資に位置づけられると思います。しっかりと長期でリターン計算をすると株式・REITが債券をアウトパフォームするというデータは報告されていますよ!

 

リーマンショック前からの資産クラス別リターン

 

配当再投資をした際の各資産(株式、REIT、債券)の平均リターン(リーマンショックを含む)
 リーマンショックの影響を含めると、新興国債券のリターンが最も高く、次いで米国REIT、先進国株式、日本REITがパフォーマンスが高いですね。(日本株式は、、)

 

 

 

まとめ

 今回は配当を加味することにより、各資産がここ約10年でどのようなリターンを生み出してきたのかを解説いたしました。

より長期のデータがあればもっと計算したかった笑

 配当再投資は長期投資では不可欠であることは多くの投資家が知っていると思います。一方で、配当再投資の効果はチャートからは見えないため、その効果をイメージすることはできなかった、という方も少なくないと思います。

 今回の検証を行った結果、配当の重みが強いREITや新興国債券が想像以上に魅力的な資産であることがわかりました。

 長期投資では資産の分散が不可欠です。”米国個別株最強”という文言はWeb、SNSともによく見かけると思いますが、長期で運用するためにはインデックス運用による分散、そして、資産クラスを分散することも検討する価値はあるのではないでしょうか。

 

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