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【徹底比較】全世界株式 (eMAXISオルカン、雪だるま、VT、2559):経費、三重課税、為替・売買コストを考慮し比較!!

 

皆さま、お疲れ様です!ぴの(ぴの 【公式】@インデックス怪獣 (@indexpino) | Twitter)です🐤

全世界株式への投資は最も人気な投資戦略の一つです。世界株式に一括で投資するには、投資信託や上場投資信託(ETF)を活用するのが手間がかからず効果的です。

投資信託であれば、「eMaxis Slim 全世界株式」「SBI全世界株式(雪だるま)」「楽天VT」などが人気があり、国内ETFであれば「MXS全世界株式ETF(2559)」、米国ETFであれば「バンガードトータルワールドストック(VT)」が人気の銘柄です。

これらの銘柄は全て日本・先進国・新興国を含めた全世界に投資を行う一方で、経費率や売買コスト・為替コスト・課税制度はそれぞれ異なります。

 

特に配当金では海外への投資をする場合、課税制度が大きく異なり、 場合によっては二重課税三重課税が生じることがあります。

詳細は記事内でイラストを用いて実例紹介いたしましたので、ご存じでない方は本記事を通してイメージを掴んでいただけると思います!

 

今回は全世界株式を対象にした主要な投資信託と国内外ETFを対象にして、配当金への課税経費率売買コスト為替コストを加味した際にいずれの資産が高いリターンを期待できるのか、検証いたしました。

本記事が皆さまの投資判断のお役に立てれば幸いです。

 

※本記事は2021年3月時点で、著者の知りうる最大限を反映したつもりですが仮定も含みます。本記事は特定の資産の購入を推奨するものではありません。最終的な投資判断はご自身でお願いいたします。

 

目次

 

 【徹底比較】全世界株式 (eMAXISオルカン、雪だるま、VT、2559):経費、三重課税、為替・売買コストを考慮し比較!!

 

 

【eMAXIS Slim全世界株式、SBI雪だるま、楽天VT】

各銘柄比較

日本で購入ができる主要な全世界株式投資信託は「eMaxis Slim 全世界株式(以下オルカン)」「雪だるま」「楽天VT」の3つがあります。

まずはこれらについて比較検討を行っていきます。

各資産の概要を下の図にまとめています。 

オルカン投信比較:eMAXIS Slim全世界株、楽天全世界株、SBI全世界株

 

・対象のインデックス

オルカンでは、MSCIオールカントリーワールドを対象指数としている一方で、楽天VT雪だるまでは、FTSEグローバルオールキャップを対象指数としています。

両者ともに全世界株を対象としている指数ですが、前者は世界の大・中型株を対象としたインデックスである一方で、後者は大・中・小型株を対象とした指数であるという違いがあります。

この違いのため、MSCIオールカントリーワールドは世界株式の約85%をカバーしている一方で、FTSEグローバルオールキャップのカバー率は約98%となっております。

カバー率は違えど、小型株を含むかどうかでは、長期投資のパフォーマンスに顕著な差はないことは確認されているので、今回は同じリターンを出すと仮定します。

 

・管理費用、経費率

投資信託の運用コストは信託報酬だけではありません。ファンドを運営するにあたり、売買委託手数料や為替コスト等の隠れたコストも発生しています。

今回の比較ではそれらを加味した実質経費率をもとに計算を行っていきます。(実質経費はZaiオンラインから引用いたしました。)

 

・売買手数料

売買手数料はいずれの投信も無料となっております。

 

・分配金

分配金に関しては、いずれの投信も分配金を出さない方針をとっており、長期投資をする対象として好ましい資産であると言えます。

補足:先日の記事で、「分配金なしの投信」と「分配金あり(再投資)の投信」を比較した際に、前者の方がリターンが高いことを紹介しました。

これは分配金を出さないために課税を遅らせることができ、それが複利効果の上昇につながるという内容でした。(イラストで説明していますので、詳細は下記リンクをご確認ください。)

 

 

 

各銘柄の配当金課税の違い

①オルカンと、②雪だるま・楽天VTでは投資信託の仕組みが少し異なります。

①では投資信託内の資金は直接海外の株式に投資がされる一方で、②ではファンド内の資金は米国ETFを介して世界の株式に投資されます。

このシステムの違いが税的な差をもたらします。下にイラストを用意いたしました。

 eMAXIS Slim全世界株、楽天全世界株、SBI全世界株(雪だるま)の配当金課税比較

 

①オルカンでは、投資対象の92%が非日本企業です。

海外株式から配当を受け取る際には各国で課税が行われます。この税率は国ごとに異なりますが、今回は簡便のため10%と仮定します。

そして、この投信は米国ETFは介していないために、米国課税は行われません。

また、分配金を出さないために、日本においても20%の課税は行われないため、トータルとして配当金には9.2%課税されます。

 

②楽天VTと雪だるまでは、米国ETFを介して投資が行われます。

そのため配当金の流れは世界→米国→日本となります。世界株のうち45%は非米国株なので、ここに対して10%の外国課税が行われます。

また、米国においては、米国・非米国に関わらず、そこから米国課税10%が適用されます。

日本においては①オルカンと同様に非課税の扱いになるので、トータルとして配当金には14%課税されます。

 

シミュレーションで加味する条件

以上のデータをもとに今回のシミュレーションで加味する条件を下の表で示しています。

シミュレーションで加味する条件:オルカン、楽天VT、雪だるま

各対象インデックスの違いはないと仮定して、配当益と値上がり益はそれぞれ2%と7%で計算しております。

この数字は配当に関しては直近の配当額に近い値として選定し、値上がり益に関しては『株式投資』(ジェレミーシーゲル著)における過去データを参考に仮定しております。

 

 

各資産に対する実際の経費 

経費のイメージがわくように2年間運用した際の資金の流れを下図では紹介しています。

eMAXIS Slim全世界株、楽天全世界株、SBI全世界株の経費と税金

 

それぞれの資産では経費が異なります。また、オルカンと、楽天VT・雪だるまでは配当益に対する税率も前述の通り異なります。

青地で示している値上がり分から、赤字で示した経費を引いた値を未課税利益として、20%の課税をした額がそれぞれの資産の一番下の数字となります。

配当に対する課税が低いオルカンが最もパフォーマンスが高く次いで経費が安い雪だるまが高パフォーマンスを示し、経費が高い楽天VTは他の資産をアンダーパフォームしています。 

次に短期投資時の運用年ごとのパフォーマンスを 比較していきます。

 

 

 

各資産の短期パフォーマンス差 

10年間の投資をした際の各資産のパフォーマンスを比較しました。

eMAXIS Slim全世界株、楽天全世界株、SBI全世界株のパフォーマンス比較

 

2年間のシミュレーションの際にオルカンが優位でしたが、10年のスパンをとった時にはその差がやや広がっている傾向があります。

 

各資産の長期パフォーマンス差 

50年の長期で比較をした結果を下に示しています。

eMAXIS Slim全世界株、楽天全世界株、SBI全世界株の長期パフォーマンス比較

 

結果としては、長期で運用をするほどオルカン(eMAXIS Slim全世界株) がアウトパフォームしていることが明らかとなりました。

一方で、楽天VTは比較的高い経費率と税的に不利である影響を受けて、他の資産をアンダーパフォームしていることが明らかとなりました。

 

最も高パフォーマンスであったオルカンと雪だるま・楽天VTのリターン差をとったものを下に示しています。(縦軸は対数表示をしています。)

eMAXIS Slim全世界株、楽天全世界株、SBI全世界株のリターン差

 

長期で 運用をするほど、指数的にオルカンからのパフォーマンスの乖離が広がることが本データから示唆されます。

これは、オルカンは他の投信と比較をして配当に対する課税が低く、配当金を高く獲得できるために複利効果を十分に発揮し、指数的な差をもたらしたと考えられます。

一方、オルカンと雪だるまのパフォーマンス差は、10000円を40年運用したとしても1078円です。この程度であれば、誤差レベルの差であると考えることもできます。

 

 

まとめ①

主要な全世界株式投信を比較した結果、「eMaxis Slim 全世界株式」「SBI全世界株式(雪だるま)」「楽天VT」の順番でパフォーマンスが高かったことが明らかとなりました。

この結果から投資対象としては、オルカンがベスト、雪だるまも良いと言えるのではないでしょうか。

 

今回のシミュレーションでは、MSCIオールカントリーワールドと、FTSEグローバルオールキャップの配当益と値上がり益を同一のものと仮定しました。

過去のデータを見てみると、両者指数間で大きな差はありませんが、将来的には小型株を含めることによりパフォーマンスが変化する可能性は考えられます。

より広く分散投資をする、という意味で雪だるまに投資をすることも、合理的な選択になりうると考えています。(一方、雪だるまと同質資産で維持費がかかる楽天VTを選択するメリットはあまりありません。)

 

次に、国内外のETFを含めた比較を行います。

以下の解析では、投信で最も高パフォーマンスであったeMaxis Slim 全世界株式を国内投資信託の代表として比較をします。

 

 

 

 

 

【eMAXIS Slim全世界株式、MXS全世界株式ETF(2559)、VT】

投資信託と上場投資信託(ETF)の税と経費の違い

国内の主要投資信託の比較が完了したところで、次に国内外のETFと比較をしていきます。

冒頭で紹介した記事を参考にすると、分配金を出すETFよりも、分配金を出さない投資信託を選択する方が税的に有利であり、パフォーマンスが高くなるのではないかと推測できます。

一方、長期投資では経費(維持費)を低く抑えることは、ハイリターンに直結する重要な要素であることが知られています。

投資信託と比較をするとETFは一般に経費率が低く抑えることができます。つまり経費的にはETFの方がパフォーマンスが高いことが予想されます。

税的に有利な投資信託と、経費的に有利なETF、どちらが有利なのでしょうか。

 

今回は投資信託の代表としては、先の比較をもとにeMaxis Slim 全世界株式を選択し、国内ETFとしてはMXS全世界株式ETF(2559)、米国ETFとしてはバンガードトータルワールドストック(VT)を取り上げます。

先の比較と同様に、将来の予測ができないリターンについては同等であると仮定して、分配金制度の違いに基づく税的優位性と、売買コスト・為替コストを加味した経費的優位性に着目して比較を行います。

 

各銘柄比較

各資産の概要を下の図にまとめています。 

オルカン投信、MXSオルカンETF(2559)、VTの資産比較

 

・対象のインデックス

オルカン投信およびオルカンETF(2559)では、MSCIオールカントリーワールドを対象指数としている一方で、VTでは、FTSEグローバルオールキャップを対象指数としています。両指数の違いについては前述の通りです

 

・管理費用、経費率

オルカン投信では実質コストが0.201%である一方で、オルカンETF・VTではそれぞれ約0.08%でかなりコスト的に有利であることが確認できます。

これはETFの特徴であり大きなメリットであると言えます。

 

・売買手数料

売買手数料は投信では無料ですが、ETFではコストがかかります。

日本のETFに関しては手数料コースの選択次第では無料でETFの売買をすることができますので、ここでは最善を尽くしたケースということで0円の売買手数料としました。

詳細は下記のリンクをご確認ください。(実際に私はここ1年、手数料0で取引をしています。)

 

一方で、米国株の売買については大手ネット証券では0.45%の手数料がかかります。

VTに関しては楽天・SBI・マネックス証券では買い付け手数料が無料であるために、買い付け手数料は0%、売却手数料は0.45%として今回は加味してきます。

 

・分配金

分配金に関しては、オルカン投信では分配金を出さない一方で、両ETFでは配当金が出ますので、配当再投資を行う必要があります。

この時の配当にかかる課税については次の章で詳細を記載します。

 

・利便性

オルカン投信では配当金を出さないために、配当再投資に関して特別に個人投資家が作業をする必要はありません。

一方で、ETFは配当が出るたびに手動で配当再投資の注文を入れる必要があります。少し手間がかかる点、デメリットと言えます。

 

各銘柄の配当金課税の違い(VTの二重課税・三重課税問題)

オルカン投信については先述の通りですので、MAXIS全世界株式ETFとVTの課税について説明いたします。

ここで大きな問題になるのは二重・三重課税です

 

配当金のMAXIS全世界株式ETF(2559)とVTの課税比較(二重・三重課税問題)

 

オルカンETFは国内外の株式に対して直接投資を行います。

そのため配当金の流れは、世界→日本となります。そして、その投資対象の92%は非日本企業です。

そのため、海外から配当金を受け取る段階で各国で(仮の推定値である)10%の外国課税がかかります。

米国は介さない運用であるため、米国課税は非適用となり、日本において20%の課税が行われます。

ただし、日本の課税は2020年1月1日から税制改正が起こり、ETF配当金の外国課税は自動で控除されるため、最終的なトータル配当金税率は日本の課税分と同等の20%となります。(詳細は楽天サイトをご確認ください。)

 

一方でVTに関しては複雑です。

VTは米国籍ETFで世界の株式に投資を行います。つまり配当金の流れは、世界→米国→日本となります。VTの45%は非米国企業なので、こちらに対しては10%のファンド内で外国課税の対象となります。

また、米国において10%の課税が行われたのち、日本において、20%課税されるため、二重課税三重課税の問題が生じます。

フルで課税されてしまうとトータルの配当金税率は31%となりますが、外国課税は確定申告により控除可能なので、24%に低減することができます。こちらは前述の自動控除と異なり、個人で確定申告が必要です。)

今回のシミュレーションでは最善のパフォーマンスを出すために、確定申告を前提として、税率24%を採用します。 

 

※配当金の二重・三重課税問題については、下記リンクでさらに詳細にイラストで解説しています。

 

 

 

 

シミュレーションで加味する条件

今回のシミュレーションでは下記の内容を加味していきます。

 

オルカン投信、MXSオルカンETF(2559)、VT比較シミュレーションの条件

 

VT購入時には円からドルに切り替える必要があります。今回は私が利用している楽天証券の為替手数料である0.25%を採用いたしました*。

投信の比較の際と同様に配当益:2%、値上がり益:7%として、シミュレーションを行っています。

* より安い手数料の証券会社はありますが、為替手数料を仮に0にしてもその後の解析結果は大きく割りません。これは長期投資するほど、一時的な売買コストが与える影響は小さくなるためです。(もちろん安いに越したことはありません。)

 

 

各資産に対する実際の経費

為替コスト・売却コスト・配当課税・経費等、様々なコストがかかりますので、こちらに関しても投信比較と同様、2年分の経費を見える形で記載いたしました。

 

オルカン投信、MXSオルカンETF(2559)、VTの経費比較

 

オルカン投信については投信比較の際に説明したので割愛いたします。

オルカンETFについては、オルカン投信と資金の流れは類似していますが、配当金を受け取ることによる課税に伴い、配当益がおよそ10%低くなっています。

VTについては円貨を外貨に移す際の為替コストが初めにかかります。

配当金の再投資額は、二重課税の影響を受け、確定申告をしたとしてもオルカンETFよりも低くなります。

また、購入は無料ですが、売却時には0.45%のコストがかかり、売却時には外貨を受け取りますので、日本円に交換するための為替コストがかかります。

 

2年間の運用を考えた際には、経費を抑えることができる、オルカンETF(2559)がアウトパフォームします。

次いでオルカン投信のパフォーマンスが高く、為替コスト・配当課税・売却コストがかかるVTはアンダーパフォームする傾向があります。

次に短期投資時の運用年ごとのパフォーマンスを 比較していきます。

 

 

 

各資産の短期パフォーマンス差 

10年間運用した際のパフォーマンスの比較結果を下に示します。

 

経費・税金・売買・為替手数料を加味した際のオルカン投信、MXSオルカンETF(2559)、VTのパフォーマンス比較

 

パフォーマンスを比較すると、MXS全世界株式ETF(2559)が他の資産を抑え、高いリターンをもたらすことがわかります。

また、eMAXIS Slim全世界株式投信はVTよりもパフォーマンスが高い傾向が認められます。

次に長期的なパフォーマンスを比較します。

 

各資産の長期パフォーマンス差 

60年間の運用を行った結果を下に示しています。 

オルカン投信、MXSオルカンETF(2559)、VTの長期パフォーマンス比較

 

40年まではオルカンETFがアウトパフォームする一方で、60年運用をする際にはオルカン投信の方がリターンが高くなることがお判りいただけます。

一方でオルカンETF・オルカン投信と比較をすると、VTはリターンが低い傾向が認められます。

 

オルカン投信とオルカンETF、VTのパフォーマンス差を見たものを下に示します。

オルカン投信、MXSオルカンETF(2559)、VTの長期パフォーマンス差

 

eMAXIS Slim全世界株式とVTを比較したオレンジのバーは運用年を長く設定するほど、差が指数的に広がることがお判りいただけます。

複利の効果は指数的に増大します。VTと比較をすると、配当金に対する課税が低く抑えられるeMAXIS Slim全世界株式の複利効果は高く、その結果、差はどんどん広がると解釈できます。

 

解釈が難しいのがeMAXIS Slim全世界株式とMXS全世界株式ETF(2559)です。

20年から40年の運用期間では、ETFの方がパフォーマンスが高い一方で、それ以上に超長期運用をすると、投信の方が高いリターンを出すようになります。

 

このパフォーマンス差をイメージ的に理解するためには、運用時の年率リターンを2つのケースに分けて見積もることが必要です。

(数式的な説明はおそらく求めていないし、私自身もう忘れてしまいましたので、概念的に理由を理解していただければと思います。)

 

①一年の運用を行う際の課税後のリターン

・オルカン投信では下記より、年利7.04%=(7+2-0.201)×0.8となります。

 キャピタル:7%、配当:2%、経費:-0.201%

・オルカンETFでは下記より、年利7.13%=(7+2-0.0858)×0.8となります。

 キャピタル:7%、配当:2%、経費:-0.0858%

上記の結果から、短期運用では経費が安いオルカンETFへの投資が高いリターンをもたらすイメージが持てると思います。

 

②長期運用時の、運用期間中のリターン

・オルカン投信では下記より、年利8.619%となります。

 キャピタル:7%、配当:2%×0.908=1.82%、経費:-0.201%

・オルカンETFでは下記より、年利8.514%となります。

 キャピタル:7%、配当:2%×0.8=1.6%、経費:-0.0858%

上記の結果から、運用期間中のリターンはオルカン投信>オルカンETFであることが分かります。

そのため、運用期間を長期で設ければ設けるほど、オルカン投信は高いリターンをもたらすと言えます。

 

複利効果は時間とともに指数的に増加します。

「eMAXIS Slim全世界株式とMXS全世界株式ETF(2559)のどちらがアウトパフォームするかは、運用期間によって決まる」という話は、複利効果をどれほどの期間受けられるかによって変わるためであることがイメージできたと思います。

 

 

まとめ②

国内投信eMaxis Slim 全世界株式、国内ETFMXS全世界株式(2559)、米国ETFバンガードトータルワールドストック(VT)の3資産を比較した結果、超長期で運用した際には、「eMaxis Slim 全世界株式」「MXS全世界株式(2559)」「バンガードトータルワールドストック(VT)」の順番でパフォーマンスが高かったことが明らかとなりました。

一方でeMaxis Slim 全世界株式とMXS全世界株式(2559)の両者のパフォーマンスは大きくは変わらず、40年以内の運用では後者がハイリターンとなることが明らかとなりました。

この結果から投資対象としては、eMaxis Slim 全世界株式とMXS全世界株式(2559)が良いと言えます。

VTへの投資は確定申告をして課税控除を適用したとしても、ファンド内の配当課税や各種コストが大きく響き、長期運用ではアンダーパフォームすると考えられます。

もしも確定申告をしない場合にはパフォーマンスは更に悪くなります

 

投信の際のシミュレーションと同様、今回の検討では、MSCIオールカントリーワールドと、FTSEグローバルオールキャップの配当益と値上がり益を同一のものと仮定しました。

eMaxis Slim 全世界株式とMXS全世界株式(2559)は上記のMSCIを対象とする一方で、VTはFTSEを対象とすることを説明しました。

両指数の違いがどのようにパフォーマンスに影響を与えるのかは、事前に予測することは困難で、この先の実際の値動きを見ていく必要があります。

心配であれば、両指数に張っておくことの意義はあると個人的には考えます。

なお、今回データは示していませんが、FTSEを指標とするSBI全世界株(雪だるま)とVTを比較すると、雪だるまが継続的に高いリターンをもたらすことが確認できています。

そのため、FTSE指数に投資をするなら、私は雪だるまが良いと考えます。

 

今回の検討の結果から、私は全世界株に投資をする上では、①eMaxis Slim 全世界株式、②SBI全世界株式(雪だるま)、③MXS全世界株式ETF(2559)が好ましいと考えております。

 

 

 

総括

 今回の記事では、全世界株式に対して投資を行う手法として、「eMaxis Slim 全世界株式」「SBI全世界株式(雪だるま)」「楽天VT」「MXS全世界株式ETF(2559)」「バンガードトータルワールドストック(VT)」の5資産の比較を行いました。

その結果から、①eMaxis Slim 全世界株式②SBI全世界株式(雪だるま)③MXS全世界株式ETF(2559)が投資対象として好ましいことが示唆されました*

 

比較の際には、配当金への課税の違い、経費率の違い、為替コスト、売買コストを可能な限り全て加味しました。

これは、将来のリターンを予測することは難しいですが、現在設定されている経費やコスト、税金が与える影響を加味することは可能であると考えたためです。

 

特に配当金に対する二重課税・三重課税の問題は複雑な一方で重要な問題ですので、今回の記事を通してイメージを掴んでいただければ嬉しく思います。

 

本記事の執筆にあたり私自身多くを学び、また計算に関しては何度も検算し、誤りがないことを確認しております。

一方で、査読を通してはおりませんので、完全に誤りがないとは断言できません。万が一記事に気になる点がございましたらコメント欄にご記載ください。

本記事が皆さまの良い資産運用に繋がれば嬉しく思います。

 

*本記事はあくまでも単純なシミュレーションの結果であり、実際の投資ではキャピタルゲインは変動し、配当額も変動します。これらの変動が資産にどのような影響を与えるのかは加味できておりません。

 

 

 

 

 

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